憂鬱な雨の日も、相合傘ならなんだかドキドキ。

外から見ているとそうでもないことなのに、
二人で一つの傘に入ると、ドキドキしちゃう……
なんていう経験、ありませんか。

男女二人が一本の傘をさす行為を、相合傘(アイアイ傘)と言います。

傘をさす、ということは、一つの空間を作るということ。

傘の下は、あなただけのプライベート空間。
そこに異性を入れるということは、あなたのプライベート空間に
異性を入れるのと同じことですから、
ドキドキしてしまうのかもしれませんね。

実は、相合傘は江戸時代から用いられている言葉で、
誰もが知っている、あの相合傘の落書きも、江戸時代から
見られるものだそう……。

時代が移り変わっても、人々が感じる恥じらいとドキドキ感は
変わらないんですね。

相合傘が、恋愛関係をはやしたてる落書きに用いられるようになったのは、
雨に濡れないよう、互いに肩を寄せ合う情景が、
二人が恋愛関係にあることを連想させるからだと言われています。

傘が容易に手に入るようになった現代では、
相合傘をするよりもコンビニで傘を買ってしまいがち……。

たまには、誰かと相合傘なんていうのも、風情があって
良いかもしれませんね。