目次

  1. 今、注目のフェイスシールド!きっかけは?
  2. マスクを嫌がる子供にフェイスシールドを
  3. 幼稚園や保育園での感染について
  4. フェイスシールドで期待できる効果
  5. フェイスシールド着用時の注意点
  6. 子供用やわらかフェイスシールド
  7. LINEDOROPSは子供用フェイスシールドの寄贈を行いました
  8. 保育現場向けにフェイスシールドの販売を実施しています
  9. おわりに

1. フェイスシールドとは?

2020年に入ってから私たちの生活に大きな影響を与えている新型コロナウイルス(COVID-19)について、

最近では毎日話題に出ない日はないといってもいいほどです。

マスクや消毒液などがスーパーや薬局から姿を消し、コロナウイルス対策として需要のある品が売り切れ続出となりました。

そんな中、注目を集め始めたのがフェイスシールドです。

フェイスシールド、フェイスガードとも呼ばれていますが、今までの日常生活ではあまり使う機会がなかったものです。

品切れの続くマスクの代わりとしても飛沫を防ぐ効果があると考えられ、注目を集めています。

また、口元を覆うマスクに対して、フェイスシールドは顔面を覆い隠します。

コロナウイルスは口からだけでなく目の粘膜からも感染するといわれていますので、医療の現場ではマスクと併用することでよりその効果が得られると考えられているのです。

2. マスクを嫌がる子供にフェイスシールドを

コロナウイルス対策として、幼稚園や保育園でもマスクを必ずつけてもらうようお願いされるケースも増えています。

しかし小さな子供たちの場合、ソーシャルディスタンスを守るのが難しく、またマスクをしても嫌がってはずしてしまう子も多いようです。

一方、日本小児科医会によると、乳幼児は気道が狭いので、マスクをすると呼吸しにくくなり、窒息のリスクが高まるため、2歳未満はマスクをさせないように注意を促しています。

さらにマスク着用による窒息や熱中症のほうが、はるかにリスクが高いとしています。

そんな中、飛沫による感染から守るアイテムとしてフェイスシールドの活用が注目されています。

マスクを着け慣れていない子供にとっては、呼吸がしやすく、視界も広いフェイスシールドのほうが嫌悪感が少ない場合があるようです。

また、マスクでは口元が隠れてしまいますが、低年齢の子供たちにとっては言葉以外のコミュニケーションも必要です。

口元が見えないと怒っている悲しんでいるといったちょっとした表情を見逃してしまったり、発音のスキルアップにも影響があるのでは…?と心配している保護者もいるようです。

しかしフェイスシールドを活用することでそういった悩みも緩和されるでしょう。

子供向けのフェイスシールドであれば、動物の耳がついたものなど可愛いデザインのものがたくさんあります。

自分でアレンジするのは苦手な方はぜひ探してみてはいかがでしょうか。

ただし、専門家によると、マスクと一緒に活用する必要性は生活の場においてはほとんどないも考えられています。

過剰な感染予防策は子供の心身へ影響を及ぼす可能性がありますので、お子様の特性や生活環境に応じて使い分けることが大切です。

 

3. 幼稚園や保育園での感染について

感染予防では密閉、密集、密接の「3密」を避けることが重要とされています。

しかしながら小学校進学前の未就学児を預かる保育園・幼稚園では、3密を避けるのは困難です。

保育園では赤ちゃんが泣けば抱っこが不可欠です。

窓を開けるなど予防を徹底したとしても、子供たちは部屋の中で顔を寄せ合って笑い、おしゃべりし、遊ぶのが楽しみです。

乳幼児が常にマスクをし、距離を保って生活するのは現実的に難しいのが現実です。

保育士の人員的にもスペースの面でも距離を空けて生活するのは困難であり、保育の現場では不安や苦悩・困惑が広がっています。

4. フェイスシールドで期待できる効果

4-1. 目の保護

フェイスシールドは、相手の方からの咳・くしゃみの飛沫が本人の目に入るのを防ぐために使用するもので、自分の唾液や痰が相手に飛ぶのを防ぐための物ではありません。

医療現場では感染者と直接接するリスクの高い場所で、あくまで医療用マスクや防護服、手袋などと併用されているものです。

4-2. 飛沫を防ぐ

マスクをせずにフェイスシールドだけを使っても自分の手が鼻や口に触れるのを防ぐ効果はあるものの、空気中に浮遊するウイルスが口や鼻に入り込むことを完全には防ぐことができません。

しかし、人に感染させないという予防の観点から言えば、マスクなどと同じように近い距離で話をしなければならない時に、つばなどの飛沫が相手にかからないようにするといった効果はあるのではないかとされています。

5. フェイスシールド着用時の注意点

5-1. 使用後はアルコールや洗剤で除菌

使用後はそのまま放置しないようにしましょう。

アルコールや除菌効果のある液体をしみこませたティッシュやガーゼ等でフェイスシールドの表面を拭き取ったり、洗剤で洗ったあと、よく乾燥させてください。

またフェイスシールドの共用は避けましょう。

5-2. 外表面を触らない

外すまでは表面を触らないようにしましょう。

外す時もホコリやウイルスが付着しやすいフェイスシールドの表面に触れないよう注意してその後はしっかりと手洗いを行いましょう。

5-3. フェイスシールドを着けたまま、太陽を直で見ない

太陽は目に見えない光を沢山出しています。

また透明フィルムのレンズ効果により光を集めてしまう可能性があります。目

を傷つけないために、フェイスシールを付けたままで太陽や強い光を見ないようにしてください。

 

5-4. 睡眠時には着用しない

睡眠時の姿勢によってはフェイスシールドが変形して鼻や口に密着すると窒息の危険性があります。

睡眠時にはフェイスシールドは外しましょう。

5-5. 周辺の安全を確保する

素材や形状の特性上、視野が狭くなる・視界がゆがむ、光が反射するなどの場合があります。

ご使用者周辺の安全を十分確保するとともに、疲れや異常を感じた場合は速やかにご使用を中止してください。

 

6. 子供用やわらかフェイスシールド

市販されている多くのフェイスシールドや、SNSなどで紹介されている自作できるフェイスシールドの多くは、板状の透明シートや透明フィルムで視界を確保しています。

しかし柔軟性が低い素材を利用している場合は衝撃により破損する可能性があり、着用したままモノや人とぶつかりケガをする危険性が指摘されています。

活発に動き回る特に低年齢の子供にフェイスシールドを着用させる場合は、鋭利な部分がなく、柔らかい素材を使用しているものを選ぶとよいでしょう。

また楽しい気分で着用できるよう、子供の好きな色やキャラクターを付けるのもおすすめです。

 

7. LINEDOROPSは子供用フェイスシールドの寄贈を行いました

名古屋市では2020年6月1日から通常保育が開始され、登園する園児数が急激に増えることが予想されていました。

一方で、保育現場でも新型コロナウイルス感染対策が求められるなかで、まこと幼児園(名古屋市昭和区)様では園としても何かできないかと考察されていました。

その思いを受け保育現場における感染対策の一助となることを願って、全園児分75枚の【やわらかフェイスシールド】を寄贈いたしました。

8. 保育現場向けにフェイスシールドの販売を実施しています

私たち株式会社小川(LINE DROPS)は、より安全に、しかしのびのびと子どもたちに過ごしてもらいたいという想いから、子ども用フェイスシールドを開発しました。

「kukka hippoのやわらかフェイスシールド」は、主に6歳ごろまでの未就学児の健やかな生活をサポートすることを目的としています。

傘の素材としても利用されている柔軟性のある素材を使い、着用する子どもたちにとってもストレスの少ないつくりを目指しました。

簡単に着脱ができるため、散歩やお出かけ・遊びの身支度において子供たち自身で身に着けることが可能です。

また直接身に着けるだけではなく、手持ちの帽子の上からでも着用できるようになっています。

さらに、LINE DROPSのオリジナルキッズブランド【kukkahippo(クッカヒッポ)】のブランドテーマである「あそびゴコロのあるデザイン、いろゴコロのある色彩、そして、子どもたちにまごころを」に則り、子供たちにとっても分かりやすいカラーを採用しました。

株式会社小川では、保育園・幼稚園・教育施設などの法人・団体様向けに【やわらかフェイスシールド】の販売を行っています。

現在、教育機関など30事業所以上に、保育・教育現場の感染症対策として採用されています。

 

【団体様向け】kukka hippoのやわらかフェイスシールド【3カラー】

子どもたちが笑顔で過ごせるようにという想いを込め、お出かけ時、幼稚園・保育園での飛沫対策に、簡単に着脱ができ、帽子の上からでも着用できる作りにいたしました。柔らかい素材を使用しているので、着用する子どもたちにとっても安心で、ストレスの少ないつくりを目指しました。

商品詳細

 

9. おわりに

日本では、コロナウイルス対策によって2019年〜2020年にかけてのインフルエンザ感染者数は例年と比較しても少なかったことがわかっているようです。

コロナウイルスが収束してからも、手洗いうがいなど基本的な感染症対策をつづけていくことの大切さを実感できますね。

そのうえで、マスクやフェイスシールドを使って自分や家族、身の回りの大切な人を守る対策も続けていきましょう。

フェイスシールドを自作するときには、視界をさえぎっていないか、目にものが入る構造になっていないか、しっかりと呼吸が確保できるようになっているかなど、安全性にも十分に気を使って作りましょう。